プラント工事とは?
プラント工事は、産業用施設を建設・改修する工事のことを言います。
産業用施設には、石油化学プラント、ガスプラント、製鉄所、化学工場、発電所、水処理プラントなどがあります。
それらの施設の建設・改修工事では、施設の必要性や施設の機能、設備の種類・性能などを考慮し、施設の建設計画を行うところから始まります。
建設計画が完成すると、その計画に基づき、建設する施設の設計図面を作成し、設計図面に基づいて、必要な機械・設備や材料を調達します。
調達した機械・設備、材料を用いて、鉄骨の組み立て、配管取付、電気制御設備の設置、建物内外の塗装や洗浄などを行います。
完成した建物では、試運転を行います。機器や設備の動作確認、安全性・品質の検査を実施し、稼働できることを確認して完了となります。
施設が完成した後も、適切な保守管理が必要となるため、保守管理を行いながら、施設の老朽化や改修などが必要になった場合は、再度建設計画・設計から行い、施設を改修します。
プラント工事は、顧客・設計者・施工業者・機器メーカー・調達業者・監督者など多くの人が関わり、協力してプロジェクトを進めます。
実際のプラント工事を行う施工現場では、高度な技術や知識が必要となり、作業員は安全性や環境保護に配慮しながら作業を行います。